“黒枠”シリーズ(ひばり書房) (全132件)

私の背中にくも女 (黒枠) 池川伸一

池川伸一 私の背中にくも女(黒枠)

私の背中にくも女 (ひばりコミックス)
池川伸一
ひばり書房 (1976/01)

作品内容

表題作のみを収録。巻末には読者コーナーと次回予告があります。

葬儀に出かけた両親が、帰宅後、子供たちと会うのを不自然に避けるようになり、さらに動物の生血を欲するなど、奇怪な行動をとるようになっていく、という話。カバーイラストの少女が長女の愛子、その左が、子供たちが知らない両親の秘密をなぜか知っている、隣の家のばっちゃんです。ばっちゃんは姿を見せなくなった両親にかわり、子供たちの食事を作りにやってきたりします。ちなみに、タイトルにある”くも女”らしきものは、作中にわずか1~2ページ程度、登場するだけなので、タイトルに過度な期待はしないほうがいいです。

備考

本書はのちにヒット・コミックス版で再版されています → 1979年「私の背中にくも女」。

毒蛾少女 (黒枠) まちだ昌之

まちだ昌之 毒蛾少女(黒枠)

毒蛾少女 (ひばりコミックス)
まちだ昌之
ひばり書房 (1976/01)

作品内容

表題作のみを収録。巻末には読者コーナーがあります。

師事していた博士を殺し、研究成果を奪った助手が、博士の娘を実験材料に使い、実験の失敗により、毒蛾人間にしてしまう、という話。カバーイラストの少女は順子。助手の蛭田によって殺された藤田博士の娘。その後ろの毒蛾人間は、蛭田が博士の娘と勘違いして実験材料にしてしまった蛭田の実の娘・ゆう子。

ブラック怪談 (黒枠) アンソロジー

アンソロジー ブラック怪談 闇収録版(黒枠)

ブラック怪談 (ひばりコミックス)
アンソロジー (浜慎二山上たつひこ、小島剛夕、いばら美喜古賀新一)
ひばり書房 (1976/01)

作品内容

6作品を収録したアンソロジー。カバーには骸骨に襲われる青年のイラスト。本書は発売時期により、最後の「闇」が収録されているものと、未収録のものがあります。本の背表紙が白地のものは収録、黒地のものは未収録です。

獲物

医学部出身の男が教師を勤める山奥の小さな分校の話。子供たちの勉強のため、人体骨格の模型が欲しいと思っていた男。ある夜、その男のもとに崖から落ちて怪我をした猟師が助けを求めにやってきて――。

眼には眼を

目を見たものを失明させる、呪われた目をもつ男の話。男は自分の目を見て、失明してしまった少女に詫びるため、彼女の住む町を訪れるが――。

海底の美女

魚類の研究を趣味にしている男と見合いした女性が次々と行方不明になる話。

土砂崩れが起きて、洞窟の中に閉じ込められてしまった男女三人の話。男の妻は餓死の恐怖に怯え、錯乱状態に陥るが、もう一人の女性はいたって冷静で――。これは10Pほどの短編です。

収録作品

  • 吸血少女 (浜慎二)
  • 獲物 (山上たつひこ)
  • まぼろしの群盗 (小島剛夕)
  • 眼には眼を (いばら美喜)
  • 海底の美女 (古賀新一)
  • 闇 (古賀新一)

人喰い屋敷 (黒枠) さがみゆき

さがみゆき 人喰い屋敷(黒枠)

人喰い屋敷 (ひばりコミックス)
さがみゆき
ひばり書房 (1976/01)

作品内容

表題作のみを収録。巻末には読者コーナーがあります。

人々が人喰い屋敷と呼ぶ、津上家の屋敷では、一ヶ月前に姿を消した父に続き、母までも姿を消してしまう。残された姉妹は、屋敷に代々仕えるばあやの世津に母が消えた理由を尋ねるが、話してくれない。そして、津上家の人間が姿を消すと、決まってどこからか不気味なうなり声が聞こえてくるのだった――。

津上家に伝わる因習に、姉妹の母が立ち向かい、真相を明らかにするというストーリー。父に続き、母も姿を消したことで、姉妹は次は自分たちが消える番と怯えます。カバーイラストの女性が姉妹の母です。

備考

本書はのちにヒット・コミックス版で再版されています → 1985年「人喰い屋敷」、1986年「ミイラの叫び人喰い屋敷」、1988年「人喰い屋敷」。

怪談雨月物語 (黒枠) さがみゆき

さがみゆき 怪談雨月物語(黒枠)

怪談雨月物語 (ひばりコミックス)
さがみゆき
ひばり書房 (1975/10)

作品内容

表題作のみを収録。巻末には読者コーナーとあとがきがあります。あとがきでは本作でアシスタントを務めた、亜奈田もあ先生のことが書かれています。

吉備津大社のお告げにより、婚儀が凶と出た正太郎と磯良の二人だったが、正太郎の熱心な求婚により、縁談がまとまり、二人は結婚をすることになった。ところが、一年もしないうちに、正太郎は浮気をして、磯良のもとを離れていく。床に伏した磯良は夫を怨み、死後も怨霊となって、正太郎を地獄へ連れて行こうとする――。

カバーイラストの男女が正太郎と浮気相手のお袖です。

備考

のちにヒット・コミックス版で再版されています → 1979年「怪談呪いの紅ぐし」、1988年「恨み女の呪いぐし」。

くらやみ (黒枠) 古賀新一

古賀新一 くらやみ(黒枠)

くらやみ (ひばりコミックス)
古賀新一
ひばり書房 (1975/09)

作品内容

表題作を含めた4作品を収録。

くらやみ

同じアパートに住んでいる美しい女性に恋をした男が、その女性の私生活を覗き見て、想いを募らせていく、という話。カバーイラストの女性が変質者のターゲットになってしまった真理です。ある日、男は偶然、自分の部屋の押し入れから屋根裏に入れることを知ります。男は屋根裏の節穴から、真理の私生活を覗き見たり、寝ている真理の口元まで糸を垂らし、彼女の口に唾液を注ぎんで興奮するようになっていきます。

餓鬼

幼い子供のいる男性と結婚したものの、育児が面倒になり、地下室に子供を閉じ込めて餓死させようとする女の話。育児放棄を題材にした作品で、最後はまったく救いのない終わり方。こんなに酷いことをされても、子供の目には、最後まで優しい母親に見えていたというのが、また泣けてきます。30Pほどの短編です。

収録作品

  • くらやみ
  • 餓鬼
  • クモ男
  • 蛇少女

見えない恐怖 (黒枠) 藤岡辰也

藤岡辰也 見えない恐怖(黒枠)

見えない恐怖 (ひばりコミックス)
藤岡辰也
ひばり書房 (1975/09)

作品内容

表題作のみを収録。カバーイラストの少年は主人公の信也。その後ろは信也とその父親を呪う義母。

唯一人の肉親である父親を交通事故で失った少女は、事故から十五年後に自分の父親を轢き殺した男と結婚をする。だが、それは、男の家族を一人ずつ、呪い殺していくための偽りの結婚だった――。

私は地獄の島を見た (黒枠) 森由岐子

森由岐子 私は地獄の島を見た(黒枠)

私は地獄の島を見た (ひばりコミックス)
森由岐子
ひばり書房 (1975/09)

作品内容

表題作のみを収録。カバーイラスト右下の少女は主人公の洋子。

嵐にまきこまれて、ヨットから海の中へ投げ出された洋子と久人の二人は、見知らぬ島に打ち上げられる。だが、その島は、とある理由から醜い姿と変わり果てた一族が世間から隠れて暮らす、恐ろしい島だった――。

備考

本書はのちにヒット・コミックス版で再版されています → 1984年「私は地獄の島を見た」。

バンパイヤ (黒枠) 五島慎太郎

五島慎太郎 バンパイヤ(黒枠)

バンパイヤ (ひばりコミックス)
五島慎太郎
ひばり書房 (1975/09)

作品内容

表題作のみを収録。巻末には読者コーナーがあります。

愛する母と恋人を相次いで失い、生きる希望をなくしたマリーは、自殺を試みるが死にきれず、助けてもらったカーチス夫妻の家で暮らすことになった。ほどなくして、カーチス家では吸血鬼騒動が勃発し、近隣の住民も巻き込んで大きな騒ぎに発展していく――。

カバーイラストで死体となって池に浮かぶ女性はカーチス家の娘・カトリーヌ。カーチス夫妻はマリーが来る少し前に、事故で娘のカトリーヌを亡くしています。

地獄の子守唄 (黒枠) 日野日出志

日野日出志 地獄の子守唄(黒枠)

地獄の子守唄 (ひばりコミックス)
日野日出志
ひばり書房 (1975/09)

作品内容

表題作を含む6作品とその他を収録。カバーイラストの顔は「地獄の子守唄」に登場する著者・日野日出志のもの。巻末にはあとがきがあります。

博士の地下室

新種の動物を作ろうと、動物実験を繰り返す博士の話。

どろ人形

公害によって奇形となった子供たちが、大きな泥人形を作り、奇形となった怒りを人形にぶつけていくという、社会風刺的な作品。

地獄の子守唄

日野日出志という怪奇と恐怖にとりつかれた漫画家の恐るべき半生を描いた作品。少年時代にいじめっ子や虐待する母を呪い殺し、その後も気に入らない者を次々に呪い殺していったことを告白。そしてラストでは「こんどはきみが死ぬ番だ!」と、秘密を知った読者に向かって死の宣告をするのでした。

らくがきコーナー

日野日出志先生のショートショートや、子供の頃に父親が買ってきた6色クレヨンのせいで、ひねくれてしまったエピソードなどが載っています。

収録作品

  • 蝶の家
  • 七色の毒蜘蛛
  • 白い世界
  • 博士の地下室
  • どろ人形
  • 地獄の子守唄
  • らくがきコーナー(1)
  • らくがきコーナー(2)
  • らくがきコーナー(3)
  • らくがきコーナー(4)
  • あとがき

備考

本書はのちにヒット・コミックス版で再版されています → 1984年「地獄の子守唄」。