呪いの夜の鬼 森由岐子

森由岐子 呪いの夜の鬼 さやかと和香

呪いの夜の鬼 (レモン・コミックス)
森由岐子
立風書房 (1981/07)

作品内容

表題作のみを収録。

能役者の家元・巴千之丞(ともえせんのじょう)には、女中のふきという愛する女性がいたが、格式を重んずる父の反対により、千之丞はやむなく父の決めた相手・涼子と結婚をする。運命のいたずらか、涼子が千之丞の子供を身ごもった頃、ふきもまた、千之丞の子供を身ごもってしまう。結果、巴家では同じ日に二人の女の子が生まれ、涼子の生んだ子はさやか、ふきの生んだ子は和香と名付けられる。だが、千之丞はふきの生んだ子が、涼子と乳母のおかねにいじめられ、またこの先も日陰者として一生を過ごさなければならないことを憐れみ、二人の赤ん坊を密かにすり替えてしまう。一方、涼子とおかねの二人は、憎いふきの生んだ子をふきの前でいじめてやろうと、既に千之丞によって赤ん坊がすり替えられていると知らずに、再び、赤ん坊をすり替えてしまうのだった――。

カバーイラストの少女がさやかです。