森由岐子 (全39件)

鬼女の泣く夜 森由岐子

森由岐子 鬼女の泣く夜

鬼女の泣く夜 (レモン・コミックス)
森由岐子
立風書房 (1989/06)

作品内容

表題作のみを収録。

父親の分からない子供を身ごもってしまったホステスの渚(なぎさ)は、お腹の子供と自分がこの先、幸せになれるのか、とある有名な占い師に占ってもらうことにした。出た結果は、何事にもつつましやかに静かな暮らしを求めよ、ということだった。その占いの結果に反発した渚は、せめて、お腹の子供だけは裕福な暮らしをさせてやりたいと、夫が有名な宝石店を経営している工藤夫妻の赤ちゃんと自分が生んだ赤ちゃんを病院ですり替えてしまう。そして、渚は工藤家の赤ちゃんを見知らぬ家の玄関に捨て、その場を立ち去るのだった。それから十数年の歳月が流れたある日、渚は工藤家で住み込みの家政婦を募集していることを知り、娘と暮らすため、家政婦として工藤家に潜り込む。美しく成長した実の娘・みゆきを目にして母としての喜びを感じる渚だったが――。

森由岐子先生お得意のわが子すり替えもの。カバーイラストの少女がみゆきです。工藤家に家政婦として入った渚は、自分が工藤家の妻となるため、夫の友之を誘惑し、さらに病弱な妻の道子の殺害を計画します。

悪魔の赤ちゃん 森由岐子

悪魔の赤ちゃん 1 (ホラーコミックス)

悪魔の赤ちゃん 1巻 (ホラー・コミックス)
森由岐子
秋田書店 (1989/03)

作品内容

表題作のみを収録。1巻の表示がありますが、2巻は出ていません。

事故で赤ちゃんを亡くした一家が赤ちゃんの墓参りに来て、捨てられている赤ちゃんを見つける → 赤ちゃんは親が見つからず、一家のもとで育てられることに → 赤ちゃんは長い舌を伸ばしてゴキブリや芋虫を食べるような化物で、自分の正体を知る者やバラそうとする者を次々と殺害していく、という話。カバーイラストの長い舌の赤ちゃんが悪魔の赤ちゃんです。

柩の中の家 森由岐子

柩の中の家 (怪奇ロマンコミックス)

Design by six.

柩の中の家 (怪奇ロマンコミック)
森由岐子
講談社 (1988/10)

作品内容

表題作のみを収録。カバーイラストの女性は主人公のしほり。

人気絶頂の美人女優・霧島葉子は突如、引退し、マスコミの前から姿を消してしまう。芸能レポーター・朝吹京介の妹・しほりは、彼女の足取りを追って、T県に出かけたまま行方不明になった兄を探すため、兄の親友で、同じく芸能レポーターの司馬拓也に協力を求め、T県の山奥に入り込む。二人はそこで葉子とそっくりな女性を見かけるが見失い、辺りを探していると、庭にお墓のある大きな館を発見する。車が故障して道に迷ってしまったこともあり、二人はその家に一晩、泊めてもらえることになったが、奇怪なことにその家には、トイレらしきものがどこを探しても見当たらないのだった――。

先生の伝説の名作(迷作?)「魔怪わらべの唄」を既に読んでいる人は、作中、拓也が館中を探しまくって「ないっ!どこにもトイレがないっ!」と叫ぶシーンで、またこのパターンか!と思ってしまう人もいると思いますが、こちらは「魔怪わらべの唄」と違って、実はトイレはちゃんと存在します(ラストで判明)。しほりと拓也が泊めてもらったその館では、顔の腫れた謎の男が出没し、しほりたちを怖がらせます。朝になり、二人は一度はこの館を出て行くのですが、よせばいいのに、この怪しい館をもっとよく調べるため、再び館に戻ってきてしまったことから、怪事件に巻き込まれてしまいます。

生首沼の花嫁 森由岐子

森由岐子 生首沼の花嫁

生首沼の花嫁 (ホラー・コミックス)
森由岐子
秋田書店 (1988/08)

作品内容

表題作のみを収録。

沼の大蛇を殺した男が、蘇った大蛇に復讐される話。復讐のため蘇った大蛇は、まず、男の再婚相手である女性を殺し、次にその女性に化けて男の家庭に入り込み、今度は娘を狙ってきます。カバーイラストの少女が娘の舞(まい)、その後ろは再婚相手の女性に化けた大蛇です。

人形怪談骨よせお七 森由岐子

森由岐子 人形怪談骨よせお七

人形怪談骨よせお七 (レモン・コミックス)
森由岐子
立風書房 (1988/04)

作品内容

表題作のみを収録。

七子(ななこ)は文楽の人形師をしていた祖父の葬式に行ってから、毎晩、火炙りにされる悪夢を見て、うなされるようになってしまう。七子の友人のまりもは、そんな七子に大学の心霊研究部に入っている従兄の圭(けい)を紹介する。圭は悪夢の原因が、七子が葬式のときに蔵に入って手にとった、お七人形にあると考え、人形を調べるため、夏休みに三人で七子の祖父の家を訪れる。圭は蔵で見つけたお七人形を祖母から預かり、寺で供養してもらおうと持ち出すが、なぜか道に迷ってしまって寺に辿りつけない。そのうち、七子はあれほど人形を憎んでいたのに、急に片時も離さなくなり、次第に生気がなくなっていくのだった――。

八百屋お七の話を題材にした作品。カバーイラストの少女が七子で、抱いているのがお七人形です。

炎に消えたママ 森由岐子

森由岐子 炎に消えたママ

炎に消えたママ (ヒット・コミックス)
森由岐子
ひばり書房 (1987/10)

作品内容

表題作のみを収録。「人形館の花嫁」と内容は同じです。カバーイラストも同じ。

両親に死なれて一人となった女性が、妻と死別して幼い娘のいる彫刻家と結婚。ところが、女性は生活するうち、夫や娘の不自然な言動から、実は前妻は生きているのではと考えるようになっていく、という話。屋敷の中に自分たち以外の誰かがいる気配を感じる、という点では「あかずの間の死美人」と話が似ています。森由岐子先生の作品では、珍しくハッピーエンドになる作品です。カバーイラスト手前の女性が主人公の鈴子です。

恐怖のオーディション 森由岐子

森由岐子 恐怖のオーディション

装丁/広田芳枝(REN)

恐怖のオーディション (コミックロマンミステリー)
森由岐子
講談社 (1987/10)

作品内容

表題作のみを収録。

同じ団地に住む、竹生(たけお)、瀬理(せり)、望結(もゆ)の仲良し三人組は、劇団虹に所属するバレエのレッスン生たち。あるとき、三劇団合同でオーディションが行われ、劇団虹から、唯一人、瀬理がヒロイン役に選ばれる。竹生と望結の二人はオーディションに落ちたことにショックをうけていたが、親友の瀬理が選ばれたことを喜び、祝福する。だが、それ以後、瀬理の身辺では、彼女がヒロインに選ばれたことを妬む者からの嫌がらせや脅迫が相次ぎ、瀬理は精神的に追い詰められていく――。

カバーイラストの少女は望結です。瀬理が自殺したあと、彼女の代役に選ばれます。

許されぬ愛ミイラと眠る夜 森由岐子

森由岐子 許されぬ愛 ミイラと眠る夜

許されぬ愛ミイラと眠る夜 (ヒット・コミックス)
森由岐子
ひばり書房 (1987/09)

作品内容

表題作のみを収録。

マザコンの少年が急死した母をミイラにして、部屋に飾っておくという話。さとしは出来上がった母のミイラにウェディングドレスを着せて話しかけ、ミイラと共に生活する毎日を送るのですが、やがて、さとしが中学三年になり、好きな女の子ができると、とたんに母のミイラが気持ちの悪いものに見えてくるようになります。カバーイラスト右の少女はさとしが好きになった明亜(めいあ)、母のミイラに寄り添っているのが主人公のさとしです。

たたりの尼寺 森由岐子

森由岐子 たたりの尼寺

たたりの尼寺 (ヒット・コミックス)
森由岐子
ひばり書房 (1987/09)

作品内容

表題作のみを収録。「おじょも寺の妖怪地蔵」と内容は同じです。カバーイラストも同じ。

夏休みに祖母の家に遊びに来ていた仲良し三人組が、祖母の忠告を無視して、村にあるおじょも寺(おじょもという妖怪の出る寺)に入ったことで、恐ろしい事件に巻き込まれてしまう、という話。カバーイラストの少女は仲良し三人組の一人、あゆこ。

窓のない部屋 森由岐子

窓のない部屋 (ホラーコミックス)

カバーデザイン/上山耕平

窓のない部屋 (ホラー・コミックス)
森由岐子
秋田書店 (1987/05)

作品内容

表題作のみを収録。

二人の大学生、瀬川淳(せがわじゅん)と真屋友子(まやともこ)は、住み込みで月二十万円というアルバイトの面接に合格し、ある裕福な家庭の一人娘・沙羅(さら)の家庭教師をすることになった。だが、淳が教える時と、友子が教える時とでは、沙羅の性格が正反対で、二人はこの屋敷には沙羅ともう一人の双子の娘がいるのではと疑問を抱く。そのうち、屋敷では不気味な顔をした見知らぬ子供の姿も目撃されるようになり――。

カバーイラスト左の紫の髪の少女が沙羅です。その隣の少女は屋敷に出没する謎の子供。