川島のりかず (全35件)

みな殺しの家 川島のりかず

みな殺しの家

みな殺しの家 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/10)

作品内容

表題作のみを収録。「恐怖の都市へ」と内容は同じです。

森尾家の屋根の上に、ある日、突然、現れた謎の黒いボール。移動させようとしても移動できず、日ごと、森尾家を取り囲む野次馬が増えていく。そして、そんな様子を遠巻きに眺めて不気味に笑う化物。時を同じくして、町ではその化物による子供の誘拐事件も勃発する――。

カバーイラストの少女が森尾家の娘、紫音(しおん)です。その後ろは人々にリンチされる紫音の家族。

中学生殺人事件 川島のりかず

中学生殺人事件 (ショッキングComics)

カバーイラスト/川島のりかず、装幀/伊藤博

中学生殺人事件 (ショッキングCOMICS)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/10)

作品内容

数々の怪奇漫画を世に送り出した、ひばり書房最後の本。表題作のほか「幻の蝶」を収録。「幻の蝶」は「恐怖!!顔をとられた少女」にも収録されています。

中学生殺人事件

ある日、心(しん)は、塾に行っていないことを両親に知られ、叱責される。理由を聞く両親に、心はタレントになりたいと、率直な気持ちを話すが、学歴至上主義の父親は激高して心を殴りつけ、心は父親と大げんかをしてしまう。部屋にこもった心は、父親のドア越しの説教を聞くうちに、両親に対して強い殺意を抱くのだった――。

進路に悩む息子が両親と対立し、やがて追い詰められて、家族を皆殺しにしていくという話。主人公の心は進学校に通う中学生で、両親と祖母の四人暮らしです。心のこころの中には、自分を理解してくれない両親に対する不満が徐々に溜まっていきます。ときおり、両親を殺したいと思う欲求がわきあがるものの、抑えていたのですが、ある夜の母親の一言がきっかけとなり、遂に両親と祖母を包丁で刺し殺してしまいます。カバーイラストの少年が心です。ちなみにカバーに帯がついているように見えますが、こういうカバーのデザインです。

収録作品

  • 中学生殺人事件
  • 幻の蝶

私は生血が欲しい 川島のりかず

川島のりかず 私は生血が欲しい

私は生血が欲しい (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/09)

作品内容

表題作のみを収録。

唯とミーコが迷い込んだ異次元の村は、迷信やまじないで病気や怪我が治せると信じる村だった。その村で奇病が流行ると、少女の血を飲めば治ると信じた村人によって、二人は殺されそうになる。間一髪、もといた世界へと戻ってきた二人だったが、ミーコは奇病に感染してしまう――。

唯は父親が医者で、そのためか、まじないなどの迷信を信じないのですが、それがのちに生死を分かつことになります。川島作品ではヒロインの多くがスカート姿なので、途中でジーンズ姿の唯が出てくるシーンは新鮮に感じます。カバーイラストの少女が唯です。

母さんが抱いた生首 川島のりかず

川島のりかず 母さんが抱いた生首

母さんが抱いた生首 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/08)

作品内容

表題作のみを収録。

学校の帰りに、偶然、殺人現場を目撃してしまったアヤは、その犯人に襲われ、地面に頭から叩き落とされ、それが原因で言葉と体の自由を失ってしまう。アヤがそんな体になってから間もなく、資産家であるアヤの父親が事故で亡くなる。そんな中、犯人はアヤの命と財産を狙って、母親に接近し、アヤの家に乗り込んでくるが――。

カバーイラストの車椅子の少女がアヤです。生首を抱いた狂女はアヤの母親。

血だらけの少女 川島のりかず

血だらけの少女 (ヒット・コミックス)

血だらけの少女 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/06)

作品内容

表題作のみを収録。「私を殺さないでよ!」と内容は同じです。カバーイラストも同じ。

カナは友人数人と行った肝試しのときに、血まみれのもう一人の自分、自分の墓、炎に包まれ絶叫する人たちの幻を目撃する。それは、のちに学校の遠足で乗ることになるバスの転落事故を予知したものだった――。

自己像幻視(ドッペルゲンガー)を扱った作品です。カバーイラストの少女がカナです。

首を切られたいじめっ子 川島のりかず

川島のりかず 首を切られたいじめっ子

首を切られたいじめっ子 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/05)

作品内容

表題作のみを収録。カバーイラストで人形を抱いているのは主人公のミュウ(小学生時代)。

嫌なことを嫌とはっきり言えないミュウは、悪友の正子と手を切れず、いじめられながらも、小学校卒業まで付き合いが続く。それから十六年後、二人は再会し、一旦は親友となるが、あることをきっかけに、遂にミュウの積年の怨みが爆発する――。

再会したときには、子供の頃のことはもう怨んでいないとか言っていたミュウですが、やっぱり怨んでいたみたいです。あとはカバーイラストの通りです。

恐ろしい村で顔をとられた少女 川島のりかず

川島のりかず 恐ろしい村で顔をとられた少女

恐ろしい村で顔をとられた少女 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/04)

作品内容

表題作のほか「幻の蝶」を収録。「恐怖!!顔をとられた少女」と内容は同じです。カバーイラストも同じ。

恐ろしい村で顔をとられた少女

姉を探して異次元の村に迷い込み、その村で自分の顔を整形するはめになってしまった少女の話。フッコが迷い込んだ異次元の村は、村人の顔や服装はもちろん、考えも同じでなければ生存を許されないという恐ろしい村です。皆と違うことを言うものや、外見の違うものは、秩序を乱す者として、処刑されてしまいます。カバーイラストの少女がフッコです。

幻の蝶

蝶が大好きな少年がいじめられ、ひきこもりになる話。30Pほどの短編です。少年はひきこもるうちに、蝶になれたら、という強い思いにとりつかれ、空想の世界へと入り、蝶になりきってしまいます。一見、哀れな結末ですが、本人にとってはこれで幸せだったのかも。

収録作品

  • 恐ろしい村で顔をとられた少女
  • 幻の蝶

私の影は殺人鬼 川島のりかず

川島のりかず 私の影は殺人鬼

私の影は殺人鬼 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/02)

作品内容

表題作のみを収録。カバーイラストの少女は主人公の典子。

地上げの被害にあって一年前に引っ越した典子は、何かに引き寄せられるように以前住んでいた家を訪れ、そこで自分の影に話しかけられる。影は一年前に典子をいじめていた、いじめっ子を縛り上げて制裁を加え、次に、引っ越す原因となった地上げ屋に復讐をしていく――。

典子の影が、典子が恨んでいる者たちに復讐をしていくという話です。ただし、途中からはナタで手当たりしだいに人を殺していく、無差別殺人に発展します。典子は影に復讐は止めて、といっておきながら、影が相手に復讐していくと、いつの間にか邪悪な笑みを浮かべて、喜んでいる自分に気づき、ショックをうけます。影は典子に、自分はもう一人の自分だと言うのですが、確かに、典子のなかに存在する抑圧されたもう一人の自分なのかもしれません。

いじめっ子は死んだ 川島のりかず

川島のりかず いじめっ子は死んだ

いじめっ子は死んだ (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1988/01)

作品内容

表題作のみを収録。「たたりが恐怖の学校に!!」と内容は同じです。

所有者に不幸をもらたすという、黒いフクロウの剥製を朝美の父が手に入れてから、朝美の父と母は骨折する大怪我を負ってしまう。朝美は怖くなり、父に内緒で剥製を捨ててしまうが、剥製は密かに朝美のクラスメイトの手に渡り、今度は手にしたクラスメイトを不幸な目にあわせていく――。

所有者に不幸をもらたすという、黒いフクロウの剥製の話。川島作品では屈指の美人教師が登場します。カバーにはカラスに目をえぐられた朝美が描かれています。これは物語後半のワンシーンです。

死人をあやつる魔少女 川島のりかず

川島のりかず 死人をあやつる魔少女

死人をあやつる魔少女 (ヒット・コミックス)
川島のりかず
ひばり書房 (1987/12)

作品内容

表題作のみを収録。

平凡な中学生だったミルモは、雷に打たれてから、超能力が使えるようになる。他人を操れる能力、病気や怪我が治せる能力、さらに死人までも生き返らせるほどの能力を持ったミルモは、この能力がずっと使えると思っていたが――。

夫に蒸発された人妻のミルモが、少女時代の出来事を思い出して語っていくという内容。輝いていた少女時代と、抜け殻みたいになってしまった現在のミルモとの落差が激しいです。カバーイラスト手前の少女がミルモです。