老婆少女 好美のぼる

好美のぼる 老婆少女

カバーイラスト/好美のぼる、カバー装幀/水野プロ・川島健三 (企画/KIKUCHI企画)

老婆少女 (恐怖ロマン)
好美のぼる
壱番館書房 (1982/11/10)

作品内容

表題作のみを収録。巻末にはあとがきがあります。

両親が亡くなり、一家の中心を失った祖母と孫娘の二人が、生活のため、東京に住む祖母の息子や娘のところを訪ね歩いて、行く先々で酷い扱いをされるという話。最初、二人が訪ねた祖母の次男のところでは、母の死亡保険金の大半をとられた挙句、厄介払いされてしまいます。次に訪ねたところは、おもちゃ問屋を経営する、三男のところ。そこでは、働かざるもの食うべからず、ということで、高齢の祖母も孫娘の良子も、作業着に着替えさせられ、仕事場で重い荷物を運ぶ重労働をさせられます。次に二人が訪ねたのは、医者と結婚した娘のところ。そこで二人は新薬の実験台にされてしまいます。カバーイラストの少女が良子です。杖をついて孫娘のあとを歩く祖母のシルエットが哀愁を誘います。