鬼女の泣く夜 森由岐子

森由岐子 鬼女の泣く夜

鬼女の泣く夜 (レモン・コミックス)
森由岐子
立風書房 (1989/06)

作品内容

表題作のみを収録。

父親の分からない子供を身ごもってしまったホステスの渚(なぎさ)は、お腹の子供と自分がこの先、幸せになれるのか、とある有名な占い師に占ってもらうことにした。出た結果は、何事にもつつましやかに静かな暮らしを求めよ、ということだった。その占いの結果に反発した渚は、せめて、お腹の子供だけは裕福な暮らしをさせてやりたいと、夫が有名な宝石店を経営している工藤夫妻の赤ちゃんと自分が生んだ赤ちゃんを病院ですり替えてしまう。そして、渚は工藤家の赤ちゃんを見知らぬ家の玄関に捨て、その場を立ち去るのだった。それから十数年の歳月が流れたある日、渚は工藤家で住み込みの家政婦を募集していることを知り、娘と暮らすため、家政婦として工藤家に潜り込む。美しく成長した実の娘・みゆきを目にして母としての喜びを感じる渚だったが――。

森由岐子先生お得意のわが子すり替えもの。カバーイラストの少女がみゆきです。工藤家に家政婦として入った渚は、自分が工藤家の妻となるため、夫の友之を誘惑し、さらに病弱な妻の道子の殺害を計画します。